1. HOME > 
  2. 事例紹介 > 
  3. らしさを追求したユニ・チャーム様の統合レポート

事例紹介

ユニ・チャーム様 インタビュー らしさを追求したユニ・チャーム様の統合レポート

左から、ユニ・チャーム株式会社 経理財務本部 後藤様、近藤様、野村インベスター・リレーションズ ソリューション部 斎藤、佐原

紙オムツや生理用品、ペット用品などを日本・アジアを中心に全世界で販売するユニ・チャーム株式会社は、2015年にはじめて統合レポートを作成されました。
多くの方に見ていただくため、従来作成していたアニュアルレポートと同様に、オンライン版統合レポートとして作成されました。

この統合レポートを投資家とのよりよい関係構築のきっかけにしていくことに取り組んでいるユニ・チャーム様の統合レポート制作プロジェクトのご担当様の声をご紹介いたします。

ユニ・チャーム様 インタビュー

Q1.統合レポートの作成に至ったきっかけを教えてください。

近藤様
投資家から求められる情報は短期的な業績の話が多く、私たちもそれに応えてきました。しかし、それだけでユニ・チャームの本来の魅力が伝わるのだろうか、という疑問を漠然と感じていました。そのようななかで企業に対して中長期的な情報開示を求めるような動きが出てきた時、「これだ!」と思いました。これまで作成していたアニュアル レポートを統合レポートに発展させ、ユニ・チャームの魅力や持続可能性を、中長期的な視点から伝えていこうと考えたわけです。

Q2.社内体制づくりに課題はありませんでしたか。

近藤様
まず最初にCSR部と話をしましたが、スムーズに受け入れてもらいました。IIRC(国際統合報告審議会)は当初、統合レポートの読み手をステークホルダー全般としていましたが、弊社の場合、最初から読み手を「投資家」に絞ったことが大きかったと思います。ステークホルダー全般に向けて作ろうとすると、どうしても多くの部署を巻き込むことが必要で、多くの部署の意見、要望をまとめるうえで、方向性が定まりにくくなくなることが予想されました。しかし、最初からターゲットを明確に絞ったことにより、IRを担当する経理財務本部が主体となり、スムーズにプロジェクトを進めることができました。

Q3.野村IRを選定したポイントを教えてください。

近藤様
統合レポートを作ることが社内で決まったとき、さあ、どうやって作ろうかということになりました。社内リソースも限られるなか、専門知識や多くの経験をお持ちの専門家の方々のお力を借りようと思いました。

後藤様
これまでも野村IR様にはオンラインでのアニュアルレポート作成でご協力をいただいていましたので、弊社のことを最もよく理解していらっしゃる、ということで安心してお願いできると思いました。

Q4.統合レポートの作成においていちばんの課題は何でしたか。

近藤様
投資家によりよく弊社のことを理解していただきたい、という思いはありましたが、そのために何をどこまで開示すればよいのか、という点についてはかなり悩みました。当社は、経営トップ自らIRを行っているため、最終的には経営トップとのディスカッションで決定しました。

また、IIRCのフレームワークに則って作ることは、現実的に難しいと感じました。例えば、リスクと機会の開示を求められていますが、特に、リスクへの対応策は具体的に書きにくいところもあります。そのため、今回の統合レポートでもそれほど多くは語れませんでした。しかし、今後の環境変化の見通しとユニ・チャームの戦略の関係ついては、簡潔にまとめることができたと思います。
リスク情報はコーポレートガバナンス・コードでも開示を求める動きがあり、いずれは出さないといけない部分であり、これからの課題だと思います。リスクと機会、難しいですね。

ユニ・チャーム IRサイト及び統合レポート2015 Webコンテンツ

Q5.統合レポートを作成したことによるメリットはありましたか。

近藤様後藤様
国内のある投資家からご評価いただきました。特に、ユニ・チャームの戦略と社会に対する思いを関連づけてまとめた『ユニ・チャームの持続可能な成長ストーリー』は上手くまとまっているとのコメントをいただきました。
恐らく、統合レポートは国内の投資家よりも、海外の投資家にとってもメリットが大きいのではないかと思います。ユニ・チャームのことをよく知らない投資家に対して、ユニ・チャームの経営方針や競争優位性、戦略について理解していただくことができるのではないかと思います。
そのため、英語版もできるだけ早く公開したいですね。また、この統合レポートは投資家を主な読み手としていますが、印刷してお取引先へ配布するなど、多方面で活用しています。
経理財務本部が主体になって統合レポートプロジェクトを進めましたが、当然、他部署とのディスカッションの機会も多くあり、コミュニケーションの機会も増えました。

Q6.今後のIR活動の方向性や取り組みについて教えてください。

近藤様後藤様
はじめて統合レポートを作成しましたが、内容面ではまだまだ課題はあります。例えばリスクの対応策、ガバナンス、環境などといったESG情報をさらに充実させていきたいと思います。
また、IRの場面だけでなく、採用やその他の多くの場面でも活用できると思います。
そのうえでは今年度もお力を借りれたらと思います。作ったばかりではありますが、そろそろ来年のことも考えないと…引き続きよろしくお願いします。

斎藤佐原
こちらこそ宜しくお願いします。
本日はお忙しい中、お時間いただきましてありがとうございました。

投資家様の声

  • 戦略と社会の課題解決に対する取り組み方はとても分かりやすかったです。
  • 「世界の変化とユニ・チャーム」「5大戦略」のまとめ方がとてもユニークでした。
  • 非財務情報の開示も具体的でわかりやすかったです。
  • 全体的にユニ・チャームらしさが感じられました。
【参考】
ユニ・チャーム様 統合レポート2015はこちら
http://www.unicharm.co.jp/ir/report/index.html
IIRC国際統合報告フレームワーク日本語訳はこちら
http://integratedreporting.org/国際統合報告-フレームワーク-日本語訳/

他の事例もご覧ください!

事例紹介一覧

ご意見・お問い合わせはこちらから

メールマガジン登録はこちらから